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HADASHI checkプロジェクト

糖尿病や下肢動脈疾患を合併している
患者様を前にし、
裸足をみないまま、
歩行練習を行ってはいませんか?
患者様の足を定期的にチェックすること、創傷がある足にしっかり目を向けることで、理学療法により症状を悪化をさせず、創傷・下肢切断の予防につなげることが大切です。
リフレクソロジーセラピー
日本糖尿病理学療法学会 慢性創傷の理学療法研究・啓発事業
日本フットケア・足病医学会 リハビリテーション推進委員会​事業 HADASHI Check プロジェクト

HADASHI checkプロジェクトの目的

HADASHI Check プロジェクトは以下の2つを目的とし、「理学療法士・作業療法士は糖尿病・下肢動脈疾患患者様の裸足を必ずチェックする」​ことが一般化するよう、活動を進めていきます。

患者様の足を定期的にチェックし、創傷・下肢切断を予防する。

創傷がある足にしっかり目を向け、理学療法により症状を悪化させない。

患者様の足の状態ごと(創傷の有無)に、評価・介入方法を紹介させて頂きます。

あなたの担当患者様の足は…

創傷のない足部の場合

創傷のない足部
創傷のない足部の場合は定期的にはだしチェックを行い、足病変のリスクを評価しましょう。

創傷がない足部の分類・評価

IWGDF(インターナショナル・ワーキンググループ)では創傷がない足部に対して、足病変リスク分類と推奨される評価頻度として、以下の表を提示しています。
footulcerrisk-classification-IWGDF

IWGDFガイドラインより引用

LOPS:loss of protective sensation 防御知覚の消失

​PAD:peripheral artery disease 末梢動脈疾患

実際に、糖尿病・下肢動脈疾患患者様に対して行うべき評価項目として、

  1. 足潰瘍、切断、腎疾患の有無などの病歴、既往歴に対する問診

  2. 糖尿病神経障害の評価

  3. 皮膚の色調、皮膚温、循環状態についての評価

  4. 足部の変形、関節可動域制限など、運動器に関する評価

  5. ​フットウェアについての評価

 

などが挙げられています。

足病変のリスク評価方法

創傷・下肢切断、腎疾患などについて問診しよう!

リスクを分類するための問診として、

  1. 糖尿病の有無

  2. 足潰瘍、壊死、切断の既往

  3. 末期腎症、透析療法の有無

  4. 下肢動脈疾患の有無

を確認します。

神経障害をチェックしよう!​ーIpswich touch testー

  1. 検査肢位は長座位で、患者様には目を閉じて頂きます。

  2. 図①~⑥の順に、軽く指先を触れ、感覚を確認します。
  3. 分からない点が、2ヶ所以上であれば、防御知覚の消失と判断します。

Ipswichtouchtest.png

裸足をチェックしよう!

  1. 爪白癬のチェック

  2. 胼胝の有無

  3. 踵のひび割れの有無

  4. 皮膚の色調の変化のチェック

hadashicheck.jpg
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創傷がある足部の場合

創傷がある足部

創傷のある足部は、免荷しよう

目の前の患者様の足部に、創傷があるにも関わらず、そのまま歩かせていませんか?歩行練習・運動処方が、患者様の足部の潰瘍の治癒遷延、下肢切断につながりかねません。
​少しでも足部に創傷があるなら、”免荷”をした上で、理学療法を実施しましょう!
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免荷には、様々な方法があります。まずは、フェルトなどを用いて、創傷のある部位をくりぬいて、免荷しましょう!​不可能な状況であれば、完全免荷で歩行練習しましょう。
※詳細な免荷の程度は、主治医と相談してください

HADASHI Check プロジェクトの普及・啓発に

ご協力ください。

HADASHI checkプロジェクトの普及・啓発のためのポスターを作成しました。ぜひダウンロードの上、職場等でご掲示いただけますと幸いです。
※ポスターを開くにはAdobe Acrobat Proが必要です
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